『しょうがっこうがだいすき』(学研プラス)

2019年4月23日刊行。文 うい・絵 えがしらみちこ デザインは、『あなたのことがだいすき』でもご一緒したalbireoさん。

この本のもともとのきっかけは、当時小学2年生のういちゃんが綴った文章を、ご両親が小冊子にしたというもの。

お父さんが出版したのを見て、「自分も書きたい!」と思ったういちゃんが、保育園・幼稚園の子たちに小学校が大好きになってもらいたいと思い、そのための先輩からのアドバイスを半年かけて書かれたそうです。

そうやって努力したものを形にしてあげたいとお父さんが自費出版し、Yahoo!ショッピングで当初100部を予定して出版したところ、反響が大きく4月22日時点で5刷の8000部突破だそう(すごいー。)

学研の編集さんから私のところにご依頼がきたのが去年の12月。

目標に向かって、こつこつと半年も継続するなんて素敵だなぁと思い、それに私の娘が今年小学一年生というのもあって、「ぜひお願いします」とお返事したのでした。

そして、最初の構想デザインがこんなイメージでした↑
堅苦しくならないように、楽しんで読んでもらえるように…ラフを描いて

わたしも編集さんもデザイナーさんも手探りだったので、まるで答えのわからないパズルを組み立てているような気分でした。

それでも少しずつ出来上がってきて、忙しい中ういちゃんが書いてくれた手書きのタイトルや最後のコメントを読んだりして、元気づけられながら、なんとか完成。

『しょうがこうがだいすき』

一生懸命であたたかい雰囲気が伝わってきて、参考書や指南書ぽくない仕上がりになり、とっても嬉しいです。

わたしの好きなページは、これと

1年生から6年生がならぶページ

これ

学校探検のページ

刊行前にテレビで取り上げていただいたことで、世に出ていないのに品切れという事態になってしまってビックリですが、重版がかかって大丈夫なようです^^

私が小学生のときは、何も考えずに生活していたので、周りを見て「これができておくといいな」と前向きに学校生活に取り組んでいるういちゃんの姿勢に、学ぶことが多かったこのご本。

ちゃんと考えをまとめることができて、何より半年も取り組むことができて、ほんとうにすごい。ぜひたくさんの方に読んでもらえたらなと思います。

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