新刊のデザイン校ができました(『いろいろおてつだい』#1)

デザイン校とは、テキストや画像のレイアウトを確認するためのものです。
これを読んでテキストを推敲したり、絵を修正したり・・・編集さんやデザイナーさんと相談しながら進めていきます。

そして、段階としては「デザイン校」→「色校」→「印刷」→「製本」→「完成!」となります。

まずここでは、この絵本をつくった経緯をお話ししたいと思います。

「おてつだいの絵本をつくろう…」と思ったのは、娘が幼稚園年長さんの頃。4歳くらいから、私がキッチンに立っているときや絵を描いているときなど、やっていることを真似したがるようになってきました。

でも、包丁や火を使う作業ってなかなか大変(ヒヤヒヤするので見てられない…)やってもらえることといったら、ゆで卵をむく作業と玉ねぎの皮むき作業くらい。娘は一緒に作りたがっているけど、どうやって手伝ってもらったらいいのかなぁ。と思って、本を読んでみることに

「テーブルを拭く」「おはしをならべる」「食器をさげる」などなど、「食事を作る」以外にもこんなに無意識にやっていた作業があるのか!と、おどろきました。

そして、私のなかに「やることの流れ」が、できていなかったのなぁと反省したのでした。

これまでは、単発で「テーブルを拭いてくれる?」「おはしならべてくれる?」とおねがいしても、それをやったらおしまい。「ごはんをつくるお手伝いがしたい!」と娘に怒られていました。「テーブル拭きも、ごはんのための大事なお手伝いなんだよ」と言っても聞く耳もたず・・・。

でも、「流れ」がわかると、私自身が娘に教えやすくなりました。「テーブルがキレイだからご飯もおいしく感じるね!」と感謝を伝えると、とっても誇らしそうな表情になっていたのが印象的です。

ご飯の準備って、自分でやっちゃったほうが断然早くて、夕方は部屋の片付けや翌日の準備などやることがいーっぱい。だから、教えている余裕がない。でも、こどもは急に家事ができるようになるわけではなくて、日々の生活で学んでいくのだと思います。

「家族ってみんなで協力して生活しているんだな」とか、「毎日の生活のなかに幸せがあるんだな」って、お手伝いを通していつか感じてもらえたら・・・まずは、「お手伝いをしたい!」と思ってもらえる絵本をつくりたいなと思ったのでした。

豊郷町立図書館へ行ってきました。

2019年12月1日(日)に開催の豊郷町立図書館での講演会、無事に終了しました🙌


100mある、ながーい廊下
100mある、ながーい廊下

図書館が入っている豊郷小学校旧校舎がとっても素敵でした✨
階段の手すりには、出資者の古川鉄治郎さんが好きだった「ウサギとカメ」のモチーフが

踊り場付近ではウサギが寝ていて、カメさんに追い越されます。


うさぎさん、ねています。
うさぎさん、ねています。

こちらは、アニメ「けいおん!」の舞台になったとも言われていて、部室の黒板にはたくさんのファンからの寄せ書きがありました。

寄せ書きいっぱいの黒板
寄せ書きいっぱいの黒板

その隣の部屋は、舞台付きの演奏室!小学校でこの設備はすごい✨


丸いライトもかわいい!
丸いライトもかわいい!

ほかにも細やかな設計がされていて、楽しかったです😊

講演にご参加くださったみなさま、当日までやり取りしたり娘のお世話をしてくださった図書館スタッフのみなさん、ほんとうにありがとうございました!
また遊びにいきます😊

図書館のみなさんと。
図書館のみなさんと。準備や進行のお世話をしてくださってありがとうございました!!

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