【読書】『魔法の読みきかせ』

Jim Trelease (原著), ジム トレリース (著), 鈴木 徹 (翻訳)
筑摩書房 (2018/3/24刊行)

ざーっくりまとめちゃうと、「読みきかせは、子どもの心の面でも学力の面でも良い影響があるよ」ということをあの手この手で説明している本です。

以下、私が気になった項目のまとめ
・SAT(アメリカの共通大学入試)で高得点をだしている学生は、例外なく読書家。ほぼ全員が親に読み聞かせをしてもらっていた。

読解力をはじめとする基礎学力は、子どもが学校に通いはじめるずっと前に家庭環境で決まってしまうという研究結果もある。

・読解力を養うためにもっとも重要なのは子どもへの読みきかせである。

・たくさん読むためには、文字が読めない時期は最初は耳から言葉をいれる → 読み聞かせを始める年齢が早ければ早いほど良い結果がでる。

・まだ絵本をわかっていないから…という人がよくいるが、親の声に慣れさせ本を見せてあげることに意味がある。(まだ言葉がわからないからといって日本語で話しかけない人なんていない。それと一緒。)

・自分で本好きになる子はほとんどいない。本の世界に誰かが引き込まなければならない。

「頭が良くなるから…」という目的だけで、読み聞かせをするのはどうかなぁと思うけど、絵本は親子で一緒に物語の世界にはいって、旅行やテーマパークで遊ぶのと同じく共通体験できる素敵な道具だと思います。私自身が母に毎晩少しずつ読んでもらう時間が好きだったし(小学校4年くらいまで読んでもらっていた)、愛されてたと感じる思い出のひとつとして今でも記憶に残っているので、ぜひ図書館の絵本でもいいので一緒に読める時間をつくってもらえたらなぁ。

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