昨日、初めて学校への読書ボランティアに参加させていただきました。
今回は中学1年生への読み聞かせ。
自分の子どもがまだ2歳だし、お店のお客様も大きくて小学校低学年ばかりなので、
中学生って、ちょっとツンとしていて、『読み聞かせなんて面倒臭い』と思うんじゃないか…
と、内心ビクビクしながら伺いました。
でも、実際に行ってみると、みんなしっかり聞く姿勢ができていて、とても静かに聞いてくれました。
中学生だから、もちろん普段私が触れ合っている子どもたちのような反応はありませんけどね(笑)
今回読んだのは、こちらの2冊。
『せかいでいちばんつよい国』(デビッド・マッキー=作/なかがわちひろ=訳/光村教育図書)
『ぐりとぐら』(なかがわりえこ と おおむらゆりこ/福音館書店)
『せかいでいちばんつよい国』は、”つよさ”とは何か?を考えてもらいたくて選びました。
”力=つよさ”と考えてしまいがちですが、果たしてそうなのか?
今回は中学1年生に向けてだったので、中学校に入って環境が変わった今だからこそ、何か感じ取ってもらえたら…と思いました。
『ぐりとぐら』は、今はもうみんなが読み聞かせしてもらうことがないだろうから、とあえて選んでみました。
読む前に、「読んだことがある人?」と聞いてみたら、クラスのほぼ全員が手を上げていました。
さすがロングセラーの絵本ですね^^
2冊目ということもあり、読み手の私にも余裕が出て、少しだけみんなの反応を見ることができました。
もちろん、笑ったり、声を出したりするような大きな反応はありません。
でもやっぱり知っている本、懐かしいおはなし、ということで1冊目よりも『ぐりとぐら』の方がみんな身を乗り出して聞いてくれている感じがしました。(私が感じただけなので、本当のところはどうかわかりませんが^^)
いつも店頭で赤ちゃんへの絵本を選ばれるお手伝いをするときに、
「赤ちゃんは”繰り返し”が好きなんですよ〜。」
とお話ししています。
”繰り返し”は、もうすでに知っていることだから、すごく安心するんです。
赤ちゃんは、刺激よりも安心を好みます。
『ぐりとぐら』の方がみんな嬉しそうに聞いてくれていた(気がした)のは、昔読んでもらったことがあるから”安心”して聞けたからかな?^^
この本を読みます、と『ぐりとぐら』出したとき、まさかこんなに幼い子向けの絵本を持ってくるとは思っていなかったので、先生が笑っていらっしゃいました(笑)
そうですよね。
中学生への読み聞かせ、というと、やっぱりメッセージ性の強いものをみなさん選びますもんね〜。
今回は純粋に楽しんで、懐かしい気持ちになってもらえていたら嬉しいな。
(ひろこ)