報告が遅くなりましたが、1月11日(土)に絵本コーディネーター東條知美さんによる大人のえほん講座を開催しました。
今回のタイトルは「絵本のちから」〜こどもの生きる力を育む〜。
東條さんは絵本コーディネーターとして活動しながら、現役の小学校の図書館司書としてもご活躍中です。
そのため、現場での経験を具体例として混じえながらおはなししてくださいました。
現代の社会問題を例にあげながら、東條さんの伝えたい”「絵本の時間」が宝物になる8つの理由”を
詳細に説明していただき、その8つの理由にあてはまる絵本をご紹介いただきました。
おはなしを伺う中で、私が特に印象的だったのは、
「絵本を読んでもらっていた子はみんな「絵本を読んでもらった」と言う。「絵本を読まれた」とは決して言わない」
という言葉。
確かに今まで「絵本を読まれた!」と言っている人にはあったことがありません。
それほど、絵本の時間は大人にも子どもにもいい時間であるのだなぁと改めて感じることができました。
東條さんは、「絵本や読書はどうして必要?」と聞く人に
今回の講座を聞いた方が、その理由を説明してほしいとおっしゃっていました。
1人1人が周りに「読書はいいんだ」と勧めることで、
↓
教育現場の大人で読書がいいと思う人が増える
↓
子どもたちの読む環境が整えられる
↓
読めるように、書けるようになる
↓
将来つまづきにくくなる
この流れができることで、子どもたちに”予測困難な”社会を生き抜く力が身についていきます。
子どもたちの読書環境を整えられるのは、大人なので、
大人が読書の重要さを理解することが本当に大切なことなのですね。
たくさんの絵本を読んでいただき、大人の皆さんも楽しい時間だったのではないでしょうか?^^
参加者のみなさんの感想を一部ご紹介させていただきます。
◆人に本をよんでもらう幸せを感じ、私も誰かにそうしたいと思いました。
◆具体的に絵本を紹介していただけて、大変参考になりました。来年度、学校図書館で購入し、子どもたちに手渡していきたいと思います。
◆自己肯定感について色々教えてもらえて、今後の育児に役立てると思う。AIに勝てるのは読解力だという言葉にビビッとしました。
◆絵本の紹介講座に伺うと、伝統的絵本が多いのですが、新しい絵本が多くて、為になりました。
現場でのおはなしがすごくわかりやすくて読書の重要性が響いたので、また別のテーマでお話を伺いたいなと思いました。
東條知美さん、ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。