【開催報告】第1回えほん哲学カフェ

9日(土)に開催した「えほん哲学カフェ」
えほんやさんでは初めての試みで、すこし緊張感もありつつの、
終わってみたら脳がフル回転していたのでぐったり。
お腹もすいたし… まるで運動でもしたようでした。

まず冒頭にナビゲーターのてつがやさん松川さん(えっちゃん)から、
会の最中に皆さんに呼ばれたい名前にお互い変えましょうかとご提案。
えがしらさんは「みちこちゃん」にすべきか、「えがちゃん」にすべきか迷っていましたね…。

その後、お互いにどのようなスタンスで対話をするかという注意事項をすこし。

・発言する/しないは自由
・どうですか?と振られてもパスOK
・反論、質問OK
・意見のおしつけNG
・自己紹介はしない
・体験談はOK

さらに
「哲学する」とは
正解が決まっていない問題について、様々な視点から多角的に深く探求すること。

と哲学をするという基本も教えていただき、いざ本編スタート。

まず松川さんがテーマ絵本の『せんそうしない』を読み聞かせ。
では、なんでも思ったことをいってみてください。
となげかけられます。

ほんのすこしの沈黙のあと口火を切ったのはえがしらさん。
「なんども自分で読んできたのに、今読んでもらって
「殺される」という言葉が、怖かった。」
と話すと、その同じ箇所、言葉について、
「自分も…」と感想や意見が出始め、話が進みはじめます。
さながらパーティーを組んだ仲間(でも初対面)が冒険にでる前に地図を広げながら、
どこへどういくかと迷うような、さぐるような感覚。

そこから対話はあらゆる方向へとんだり戻ったり。
深くなったりと形を変えていきます。

・「死ぬ」と「殺される」の違いは…
・それぞれの居場所にいるものが「仲良く」する必要があるのか。
・戦争を子どもに伝えるタイミングは…?
・正義と悪って…?
・ケンカと戦争は違うのか。
・言葉があるから戦争をしない選択ができる。
・言葉があるから戦争になることもある。
・「教育」はほんとうに正しいのか。
・「守る」という言葉が先走っていないか。

実際にはもっといろいろな方向へ話が飛んでいっていました…。
ひとつのテーマからこんなにいろいろ話しがでるのですね。
ひとりひとり考えていることがまるで違うのに驚き。
意見が違うということでなく、
そもそも考えている事が違う。

要所要所で松川さんから「それはどういう意味ですか?」と質問が入ったり、
「こういう考えについてはどうですか?」と新たな疑問が提供されたり。

参加者のみなさんがそれぞれ、ご自分の体験や今まで生きてきて感じてきたことをフル回転させて、
「考えている」と感じました。

時間が半分過ぎたあたりで、
このあたりでもう一度絵本を読んでみましょうかと松川さんが読み聞かせ。

頭の整理やもう一度別の角度からみられるような時間でしょうか。

最後は10分ほど残して、
松川さんがまとめをして終了。

「…はーーー。」という安堵とも疲労ともいえる脱力感。
よく「白熱する」といいますが、少なくとも脳内は白熱教室でした。

ひとつ疑問がなげかけられるたびに「うーん」と頭の中で考え、
なんとか言葉にしようとするも、うまくできないまま進んでしまったり、
考えていてまだパーツがバラバラだったものが、
皆さんの話を聞いているうちになんとか形にはなったり…。

それでも自分のなかに沸いた疑問が、その瞬間には解決せず、
モヤモヤとしたままだったのですが、
松川さんが「モヤモヤするのは自分にとって大事なことだからですよ」と。
なるほど… そこをさらに突き詰めて考えたらいいのか。
とまずそれがなんとなくわかった…気がします。

初の「えほん哲学カフェ」をしっかり堪能できました。
「考える」ことが好きだ。と自分のコトがわかっている方は
ぜひ1度体験して欲しい!

そして、
「考えることが苦手… 」
「深めるとかよくわからない」
という方こそ、ぜひ。
もしかすると、皆さんと話しているうちに、
無意識に考えを深めているかも。
自分だけでは考えつかないことがなぜか自然とでてくるのです。

今回はテーマ絵本が「せんそうしない」だったため、
全体的には重たい話が多かったのかなと思いますが、
他のテーマ絵本だとどうなるのかな!?
とより楽しみです。

次回のテーマは…『うちのねこ』(高橋和枝/アリス館)
ある日、野良猫だったおとなのねこがうちに来た。
ソファの下に隠れて出てこない。
その後もねこは、かみついたり、ひっかいたり・・・。
こわくないよ。
だいじょうぶ。
ゆっくりゆっくり「うちのねこ」になるまでのお話。

===
ソファの下から出てきたとおもったら、シャーッと怒ったり、
さわらせてくれたとおもったら、かみついてきたり‥‥。
ねこはいつから「うちのねこ」?
信頼や安心はどうやって生まれるの?

のらねこだったねこが、ゆっくりゆっくり「うちのねこ」になるまでのお話を読んで、
みんなで感じたこと考えたことを語り合いながら、考えてみませんか?
(松川えりさんのリード文より)
====
ご興味ある方は、お早めにお申し込みをお願いいたします。

https://ehonyasan.shop-pro.jp/?pid=164154346

えほんやさん3周年クッキーBOX販売しました(完売いたしました)

2021年10月6日で、えほんやさんは

3周年を迎えました!!

日頃からみなさまが温かく見守ってくださっているおかげと、感謝申し上げます。

すでに完了してしまったのですが、3周年記念の第1弾として、
三島市にあるpetit-pontさんとコラボして
オリジナルクッキーBOXを50個数量限定で販売しました。

↓クッキーBOXはこんな感じです。

↓中身は9種類のクッキーの詰め合わせ。

BOXを開けるときから、ワクワク楽しい気持ちに…!
どのクッキーもとても美味しく、口に入れると思わず「おいしい…」と
つぶやいてしまうほど。

こちらのBOXは、限定50個だったため、すぐに完売してしまいました。
HPでお知らせできぬままで、申し訳ございませんでした。

ご購入いただけなかったお客さまから、再販はないですか?とリクエストの声を頂いていますので、
現在petit-pontさんに相談中で、もしかすると11月下旬にまた販売できるかもしれません!
そのときには、HPでもご案内させていただきますので、ぜひチェックしてください。

また、各SNSでもご案内させていただいておりますので、
もしえほんやさんのSNSをまだご登録いただいていない方は、
SNSもご登録いただけると嬉しいです。

えほんやさんInstagram

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えほんやさんTwitter

【開催終了】『あなたのすてきなところはね』著者二人によるトークイベント

『あなたのすてきなところはね』
玉置永吉さん・えがしらみちこさんオンライントークイベント開催。
■日時 10/17(日)10:30~12:00
■参加費 2,200円(イベント参加費)
     3,770円(イベント参加費+絵本)
お申込みは下記URLからお願いします。
https://ehonyasan.shop-pro.jp/?pid=163035974

玉置永吉さんの文章に、えがしらみちこさんが絵を描いた絵本です。
この本が生まれた経緯をじっくり伺います。

– – – – –
学生時代、家族のように毎日会っていた友人とは社会人になればパタリと会わなくなり。
会社で仲良くなった人ともそこを離れればまた縁遠くなり。

今まで出会って関わってくれた方々。
時々、あの人のああいうところが好きだったな。
気持ちのよい人だったな。
と懐かしく思い出します。
今から戻って、
あなたのそういうところが好きでした。と伝えたい。

毎日顔をみていた家族も、
いることが当たり前になり。
いつでも声をかけられると思っているうちにタイミングを逃してしまいました。

この絵本を読むたびに
大切な人たちへ伝えたかった想いを代弁してくれているように思えます。
今、目の前に「あなた」がいること。
それがいかに貴重なことか。
しみじみとそう思います。

そして
絵本の中の小さな子の背中をみるたびに、
今もいる自分の中の幼い自分へ
「きょうここにいるのはすごいこと。」と声をかけます。
– – – – –

絵本は文章と絵であらわす作品ですが、そこにある「想い」は目でみえません。読者は感じるほかないのです。
それが絵本なのですが、
作り手の想いを知ることが、さらにその絵本の意味を理解し、自分にとっての特別な1冊になる可能性があります。
皆さまにもその特別感をぜひ味わってほしいです。

玉置さんとえがしらさんがこの絵本にこめた想いをみなさんと一緒に聞きたいです。
それがまた自分とっても特別な1日になります。
ぜひ皆さまのご参加お待ちしております。

えほんやさん
ほんだ

10月イベントスケジュール

今日から10月。
これから読書の秋、運動の秋、芸術の秋、食欲の秋…。
何をするにもいい気候ですね!

今月もいろいろなイベントを準備していますので、気になるものにはぜひご参加ください。

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★10/9(土)
えほん哲学カフェ(満席)
▼詳細はこちらからご覧いただけます
https://tenkiame.com/ehonyasan/?p=4075

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★10/17(日)
『あなたのすてきなところはね』オンライントークイベント
■日時 2021年10月17日(日)10:30〜12:00
■参加費 3,770円(サイン入絵本付き・税込・送料込)
2,200円(絵本をお持ちの方はこちら)
■開催場所 えほんやさんzoom
■お申込み方法 下記のURLからご決済をお願いいたします。
https://ehonyasan.shop-pro.jp/?pid=163035974

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★10/20(水)
夜の絵本カフェ「おめでとう!」
■日時 2021年10月20日(水)18:00〜19:30
■参加費 1,500円(お茶、お菓子付き)
■開催場所 えほんやさん(リアルでの開催となります)
■お申込み方法 下記URLからお申込みください。https://tenkiame.com/ehonyasan/?page_id=284

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★10/22(金)
発達障害児ママパパオンライントーク
※お茶を飲みながら話して、気持ちが元気になると嬉しいです。
■日時 2021年10月22日(金)10:30〜12:00
■参加費 550円(税込)
■開催場所 えほんやさんzoom
■お申込み方法 下記のURLからご決済をお願いいたします。
https://ehonyasan.shop-pro.jp/?pid=159297734

10/1〜営業再開のおしらせ

緊急事態宣言解除を受けて、10/1から予約制で営業を再開いたします。

予約は30分で1組(4名様まで)とさせていただきます。
店内が手狭なため、ご協力をお願いいたします。

▼ご予約はこちらのフォームからお願いします。
https://tenkiame.com/ehonyasan/?page_id=3675

営業再開にあたり、感染対策をしっかり行い、みなさまのお越しをお待ちしております。

※ご入店時のマスクの着用、検温の実施、アルコール消毒にご協力ください
※ご来店時に、ご連絡先をお伺いさせていただきます
※体調が優れないときは、予約されていてもキャンセルをお願いいたします

久しぶりの営業で、みなさまにお会いできるのをとても楽しみにしております。

『あなたのすてきなところはね』原画展(10/1~10/24)

長かった日も短くなり、季節の変わり目を感じますね。
秋が訪れようとしています。

さて、
『あなたのすてきなところはね』
玉置永吉 文 えがしらみちこ 絵 KADOKAWA
原画展を開催します。
※9月30日まで緊急事態宣言にともなう臨時休業中です。

玉置 永吉 作 えがしら みちこ 絵
定価: 1,320円(本体1,200円+税)

自分のことが好きな子に――。子どもたちの心を支える魔法のことば。
あなたが今日、ここにいる。
それは、こんなにステキですごいこと。
(出版社HPより)

これから生きていく子どもたちを勇気づけ
これまで生きてきた大人を癒やします。
玉置永吉さんの言葉はやさしくて、真綿で包み込まれるよう。
えがしらみちこさんの絵はまるで目の前に我が子がいるように
思わず手を伸ばして触りたくなるような質感です。

絵本とはまた違うものがみえてくる「原画」を
ぜひ間近でご覧ください。

【原画展関連イベント】
ー玉置永吉さん・えがしらみちこさんトークイベントー
■日時 2021年10月17日(日)10:30〜12:00
■参加費 3,770円(サイン入絵本付き・税込・送料込)
2,200円(絵本をお持ちの方はこちら)
■開催場所 えほんやさんzoom
■お申込み方法 下記のURLからご決済をお願いいたします。
(Zoomのリンクは、開催当日の2日前を目安にお送りいたします)


皆さまのご参加をお待ちしております!

第5回「#発達障害児ママパパオンライントーク」開催報告

こんにちは。えほんやさん店長のひろこです。
9/17(金)に発達障害児ママパパオンライントークを開催しました。
こちらは全6回開催する中の5回目の開催でした。

発達障害児ママパパオンライントークって、なに?

月1回ペースで開催している「#発達障害児ママパパオンライントーク」。
『あいちゃんのひみつ』の作者であるお二人(竹山美奈子さん、えがしらみちこ)といっしょに、
ざっくばらんにお話しましょうという趣旨で行っています。

前回の様子はこちらからご覧いただけます。

今回のテーマは「おすすめツール」

今回は、いつも竹山さんが使っている便利なおすすめツールを見せながら、説明していただきました。

例えば、カスタネット型のハサミ
自閉っ子は、ハサミを握る部分に指を入れることを嫌がる子もいるようです。
カスタネット型だと、そんな嫌な指を入れる動作もなく、
握る部分が幅広なので、軽い力で切ることができます。

実際に、すずちゃんが使っている様子を竹山さんがブログでご紹介してくださっています。こちら↓

たくさんのグッズをご紹介いただき、本当にどれも便利そうだと思ったのですが、
すべて一朝一夕使えるようになったわけではないようです。
たくさんある商品の中から、自分の子どもに合ったものを見つけ、
長い時間をかけて少しずつ使えるようになってきた…と思った頃には、
身体が成長してサイズが合わなくなったり、バランスが取れなくなったりすると、
サイズを変えたり種類を変えたりして、また少しずつ慣れていく練習からはじめる。
この繰り返しが続いて、今回ご紹介いただいたおすすめツールのご紹介に至っているそうです。

本当にたくさんのツールをご紹介いただいているので、
アーカイブをご覧いただけると参考になることがたくさんあると思います!

おはなしを聞いて思ったこと

おはなしを伺っていると、竹山さんのとても明るく前向きな雰囲気も手伝って、
難なく、苦労なく使えるようになったような錯覚を覚えました
(想像力が足りなさ過ぎですね…反省。)。
しかし、もちろん新しいものを挑戦するのは、すんなりいくこともあれば、そうでないことも。
そして、この前はうまくいったのに、今日はどうしてもダメだということも。
それを毎回毎回、観察し
こういうときはいいけど、このときはダメだったと、
冷静にデータを蓄積していって、
今の竹山家があるのだなぁと思うと、愛を感じずにはいられません!

想像力と思いやり

私が毎回竹山さんのおはなしでメモしてしまうのが「想像力と思いやり」
わからないこと、知らないことをしている人がいると、
怪訝な目で見てしまうのは誰にでもあることだと思います。
自分がわからないことをしている人がいたときに、直接アクションを起こすことは難しいし、
アクションを起こした時に拒絶されるとショックを受けてしまうので、
慣れていないとなかなかできませんよね。

でもそんなときでも
「何か困ったことがあるのかな?」
「どうしたのかわからないけど、がんばれ!」

と、心の中で思うだけでも違うのではないかなと思います。

怪訝な目で見てしまっていたものが、愛ある眼差しに変わって、
みんなが生きやすい世の中になると嬉しいですね。

今回ご紹介いただいた書籍の中に、
今の自分の子育てにも役に立ちそうな本がいくつかあったので、読んでみたいと思います。
竹山さんとおはなしすると、(失礼ながら、勝手に…)ママ友とはなしているみたいで、
いろいろな悩みを聞いてもらったり、アドバイスをいただいたり、
毎回心が元気になります!

次回の開催は…

次回はなんと最終回。
第6回目のテーマは「私のストレス解消法」
これは、講演会などでよく聞かれるそうです。私も以前お伺いしたことがあります。
子育てって、ストレスがたまることが多くあるので、
そのストレスと上手につきあっていくことが大切ですよね。
どんなストレス解消法をしているのか、参加者のみなさんにも伺って、
知らなかった方法があれば試してみたいなぁと思っているところです!

次回参加のお申し込みは↓こちらからお願いします。

【満員御礼】えほん哲学カフェ

「えほん哲学カフェ」は、皆で読み、語り合うことで
1冊の絵本を深く読みときます。
ひとりでは気づかない、新しい読み方や考え方に出会えるかもしれません。
ナビゲーターは岡山のてつがくやさん・松川えりさんです。

今回の絵本は、『せんそうしない』

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【イベント詳細】
日時:10月9日(土)
10:00〜12:00
定員:10名(※満席となりました。ありがとうございました。)
参加費:3,880円(イベント参加費,絵本代,送料,税込)
▼お申込みはこちらから


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【てつがくやさん・松川えりさんProfile】
1979年、大阪府枚方市生まれ。
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程 単位取得退学。
学生時代より哲学カフェの活動を始め
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任研究員を経て、
フリーランスのてつがくやさん(哲学プラクティショナー)に。
岡山を拠点に、カフェ、公民館、福祉施設、病院、学校などで
哲学カフェや対話ワークショップの企画・進行を行う。
▼てつがくやさん・松川えりさんHP
https://www.eri-philo.com/

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※オンライン会議システムzoomを利用してのトークイベントとなります。
※本イベントはインターネット配信のみでの開催となります。
※本イベントはアーカイブの配信はございません。

※はじめてzoomをご利用いただく場合は、zoomのアプリを事前にダウンロードしていただくことをお勧めいたします。
▼zoomについてはこちらの動画をご覧ください。(YouTubeが開きます)
★Zoomの始め方
★初めてzoomに参加される方の事前準備

さらっと気持ちのいい季節に|『あきぞらさんぽ』

えほんやさんの前の通りは
三嶋大社へつづく道なのですが、
ここのところ夕方になるとジョギングされている方を多くみかけます。
犬の散歩でゆったりと歩かれたり、ご夫婦でウォーキングをしたり。

今までは暑くてとても無理!
だったし、そもそもなかなか安易に外へでられませんが、
つかの間外の空気をすうのによい季節になりました。

さんぽといえば……
『あきぞらさんぽ』の季節ですね。
はるかぜ、あめふり、さんさん、ときて、あきぞら。

絵本のなかはすっかり秋空。
うろこのような雲が
遠くまで続いています。

お気に入りの上着をはおって、
いざおさんぽへ。
落ち葉をふんでかさかさかさ。
どんぐりが落ちてきて…
とんぼさんがすいー ときて…
落ち葉のプールにダイブ!
秋をまんきつしています。

落ち葉をふんで、
カシャとかグシャとかなる
あの感覚、楽しいですよね。
気持ちよくグシャとなるのをみつけた時のなんともいえない高揚!

そしてやわらかい落ち葉をみつけたら両手ですくって投げたあげく
そこへ寝転ぶ!
最近めっきりやってないですが、
この絵本みてたら今すぐそれがしたい!!

それにはもうすこし寒くならないとダメかな…。

さて、秋を感じる絵本
読みはじめませんか。(ほ)

あ、ちなみにさんぽシリーズは
『ゆきみちさんぽ』もあります雪❄️

えがしらみちこのサイン本は
オンラインショップにてご注文いただけます♪

臨時休業延長のおしらせ

先日、静岡県も緊急事態宣言の延長されました。

えほんやさんの臨時休業も9/30まで延長させていただくことにいたしました。
休業期間の延長に伴い、
『あなたのすてきな ところはね』原画展の開催を
10/1(金)〜24(日)に変更いたします。

週明けからオープンできるかな…と、ほんの少し淡い期待をしていたのですが、
もう少しの間辛抱することに決断いたしました。

みなさんに、いつでも気軽にご来店いただけるようになってほしいと思っていますが、
なかなかそうもいかず、もどかしい気持ちでいっぱいです。

オンラインショップやオンラインイベントへのご参加で、
えほんやさんを楽しんでいただけると嬉しいです。

早くみなさんに直接お会いできる日がくること、
みなさんが元気で爽やかな秋を楽しんでお過ごしになれるといいな…と
三島の地からお祈りしております^^

えほんやさん

こがようこさん、オンラインイベント開催!

こがようこさんの新刊『どーこかな?』(瑞雲舎)の刊行を記念してイベントを開催します。
発売前のイベントのため、イベントお申込みの方は、発売日より前にお手元に絵本が届きます!

【イベント詳細】
日時:9月26日(日)
10:30〜12:00
参加費:2,450円(サイン本付き,送料・税込)
▼お申込みはこちらから

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(2021.9.9 15:30追記)
9/12(日)までに絵本付きでご注文いただいた方は、サイン本に宛名を入れていただくことができます!
ご注文の際に、備考欄にご記入ください☺️
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▼サイン本もたくさんご準備いただきました!

イベントは二部構成になっています。

【第一部】
こがようこさんによるよ みかた講座

既刊
『へんてこひろば』(童心社)
『くまごろうとちゅうたの あそびえほん』(童心社)
『ぺこぺこ ペコリン』(講談社)
を実際にご家庭や職場で読むときのコツアドバイスしていただきます。
各出版社に許可もいただいているので、こがさんご本人による
読み聞かせもしていただきます!!

リアルタイム参加の方は、画面をオンにして、
直接こがさんにご質問いただくことも可能です。

読み聞かせのときの悩みなどある方は、ご質問ください!

【第二部】
新刊『どーこかな?』についてのトークイベント

10/1発売の『どーこかな?』の制作についてのおはなしを
トークイベントとして伺っていきます。
瑞雲舎の井上みほ子さんにもゲストでご登壇いただきます!

制作に至った経緯や、絵本に込めた想い。
製作途中でどんな変更があったのか!?などなど。
まだ小さいお孫さんと楽しく過ごしている、こがさんと井上さんだからこそ
この本を創ることができたのだと想います^^

こんな方に聞いてほしい!
★幼稚園や保育園の現場で読み聞かせをされる方!
読み聞かせボランティアをされている方!
★あかちゃんと絵本を使って遊びたいママ・パパ・おばあちゃん・おじいちゃん

 

もしリアルタイム参加が難しい方も、アーカイブがあるのでご安心ください。
お申込みいただいた方には、リアルタイム参加の方にもアーカイブをお送りいたします。
※アーカイブの視聴期間は10/3(日)までとなります。

みなさまのお申込みを楽しみにお待ちしております。

▼お申込みはこちらから

▼サイン本もたくさんご準備いただきました!

どんな気持ちか、想像してみる|『どんなかんじかなあ』

ここ数年意識していることがあります。

「今、どんな気持ち」か想像すること。
それは自分を含め、
いま話している相手や、
SNSでみかけた人や、
テレビの向こうの人。
LINEを送ってきた友人も。

言葉や文章をみて
「なぜそういったのか(その言葉を使ったのか)」
「今、どんな状況で、どんな心境か」
想像しようとしています。

実際には自分の事以外なにもわからないし、
とくに何かが変わるわけではないのですが、
そうした方が自分の気持ちが落ち着くからです。
ブレイディみかこさんの著書
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のなかの、
エンパシーとはなにか。
というくだりで
息子さんが
「自分で誰かの靴を履いてみること」と表現するのですが、
個人的にはとてもしっくりきました。

共感したり、気持ちを寄せる。とまたすこし違う
「想像する」
「理解しようとしてみる」
のような感覚を意識しながら
見たり聞いたり話したりするようにしています。

『どんなかんじかなあ』
中山千夏 ぶん 和田誠 え


この絵本の主人公ひろくんは
友達のまりちゃんが
めがみえないのはどんなかんじかなと想像し、
言葉にして伝えます。

友達のさのくんが
みみがきこえないのは
どんなかんじかなと想像し、
言葉にして伝えます。

そうして友達のことを考えているうちに
新たな発見があったりします。
想像を超えた相手の気持ちを知ったりします。

ひろくんのようにできるのが理想ですが、
少しでも近づいてみようとは
ここ数年意識していることです。

同時にもうひとつ気をつけているのが、
「想像しきれなかった」としても
あまりがっかりしたり、
キリキリしないこと。

それは自分にも相手にも。
あぁ そういうこともあるのか。とわかれば
それでいいのではないかなぁと思っています。
(ゆるゆる
そんなわけでした(ほ)

絵本沼講座「あの兎の衝撃と凄み。」【9/5開催しました】

こんにちは、えほんやさんのひろこ店長です。
今日はオンラインで「絵本沼講座」でした。

絵本沼講座って…?
絵本沼講座は、吉田進み矢さんが、パワポを使ったプレゼン方式の絵本評論です。

前回は『はらぺこあおむし』を題材にして講座をしていただきました。
前回の開催報告はこちらからご覧いただけます。
▼第1回絵本沼講座「青虫の必然と逡巡」開催報告

進み矢さんといえば、「パワポ芸」とも言えるプレゼン形式が非常に独特なのですが、
そのプレゼン内容が濃ゆいこと、濃ゆいこと…。

作者はもちろん、その周辺人物や、翻訳者についても話が広がります。
しかも途中で「さて、これは誰のことでしょう?」など質問されるので気が抜けない…笑
ほどよい緊張感と、知識欲が満たされていきます。

気になる、絵本講座の内容は…
今回のタイトルは「あの兎の衝撃と凄み。」。
そのパワポの画面はこんな感じです。

「あの兎」は、みなさんご存知、ミッフィーちゃんです。
講座は<衝撃編>と<凄み。編>の二部編成で進められます。

<衝撃編>
衝撃編では、ミッフィーちゃんの絵本を作ったディック・ブルーナについて、
そしてそれを日本で出版した某出版社の某編集長のこと。翻訳者のこと。

もう、ミッフィーちゃんに関係のある人たちが、いろんな関係で複雑に絡み合っているのです。
「この人、きっと●●さんだろうなぁ」なんて、勝手に想像しながら聞いていると、
その予想を見事に裏切られ、まさかここにこの人が!!!という驚き…。

でも、この裏切り&驚きのセットが衝撃すぎて、記憶に鮮明に残ってくるんですよね。

今回の講座『うさこちゃんときゃらめる』という絵本が課題絵本になっていて、
事前に読んで、当日も手元に準備しておいてくださいというおはなしでした。

そしてこの『うさこちゃんときゃらめる』、内容がかなり衝撃的!
あのかわいらしいうさこちゃんでこんな絵本が出ているなんて!!
と、驚いてしまうので、はじめに<衝撃編>と聞いたときは、
きっとこの絵本の内容が出てくるだろうと思っていたのですが、まさか未出…。

絵本の内容以上の衝撃が準備されていました。

そのひとつが名前。
■ナインチェ・プラウス
■うさこちゃん
■ミッフィー
1つのキャラクターで3つの名前があります。みなさんご存知でしたか?

続いて<凄み。編>。

こちらでは、前述の『うさこちゃんときゃらめる』といくつかの作品を紹介しながら、
その絵本ができる過程などをおはなしいただきました。

「きゃらめる」の内容は本当に衝撃的ですが、
どうしてこれが作られたのか?
ブルーナは編集者をつけず、ひとりで絵本を作っていたが、
作品の評価は誰にしてもらっていたのか?
など、ブルーナの意図を知ると、「なるほど。これは子どもといっしょに読みたい。」と思う作品ばかり。

また、ブルーナは、の絵本の背景の色にもそれぞれ意味をもたせていたそう。
背景色のことも聞くと、これから絵本を読むときの印象が変わりそうです。

<凄み。編>を聞くと、ブルーナの作品に対する想い、愛が感じられ、
全作品を手元において、読みたくなりました。

講座を聞いて感じたこと
前回もそうですが、様々な角度(しかも、自分が考えないような視点)から
作品を紹介してもらうと、その作者がとても愛おしく、尊く感じられ、
その作者が作った絵本を全部新たな目線で読みたくなってきます。

作家さんにお話しを伺うと、絵本や作品に対する想いを伺えて
ファンになるのはもちろんですが、
なかなかお話しを伺うことができない方、
すでにお亡くなりになっている方のことをお話しいただくことで、
同じように作家さんのことが大好きになることができます。

いろいろな方のお話を伺ったり、考察することで、
多角的に物事を捉えられるようになるので、
これからもトークイベントや絵本沼講座は
積極的におこなっていきたいイベントだと感じました。

大人の方がここで知った知識や思いを、小さい方たちへシェアしてくださるとうれしいなぁ。

内容が気になる方は、アーカイブの販売もしています。
▼アーカイブはご購入いただけます。

吉田進み矢さんって…?
最後に、吉田進み矢さんのプロフィールをご紹介

絵本評論、絵本史研究。出版業界生活28年、
川上から川下まで、ずっと児童書・絵本担当。
大阪出身埼玉在住。
★絵本を読んで考察する愉しさをパワポを使った
プレゼン形式で伝える「絵本沼講座」を各地で開催。
参加された方からは「絵本の見方が変わった」との感想多数。
▼ブログ「絵本沼」

次回もぜひ開催したいと思っています!
次のテーマは何かなぁ?^^

リズムの料理|『サンドイッチ サンドイッチ』

みなさんは、
パン派でしょうか
ごはん派でしょうか?
めん派 という方もいらっしゃるのかな…

わたしは派閥を乗り越えた存在なのでなんでもすき派です。(きく意味
しかしサンドイッチという存在もある意味、
派閥に属さない感じがします。

なんでも挟んでいくスタイル。
挟むとまるくおさまる。
(四角いけど

『サンドイッチ サンドイッチ』
小西栄子 福音館書店


この絵本の素晴らしいさは、絵と色は勿論ですが、
ことばのリズムだと思います。

冒頭の
「はじめに バターを たっぷり ぬって」
ここからすでにお腹がなりそう。
声に出して読むと、
パンの上に次々と具がのってくるのが動画のように動く感じがします。
今、まさにサンドイッチが出来上がっていく!
できあがり と、サンドイッチが三角に切れている場面がありますが、
ナイフをいれてレタスやキュウリをザクザクと切った時のあの音が聴こえてきそうなフレッシュさ!
お子さんが、お野菜あんまり…でも食べてみたい!となってしまうパワーがあります。

多少食欲がないな……という時もこの絵本読んだら、
なんかすこし食べようか。と思えそう。
食べる喜びを脳に染み込ませてください!
一緒に読んだら作ってみるのも楽しいですね♪

9月のスケジュール

今日から9月ですね!

緊急事態宣言が解除される予定の9/12(日)までは、臨時休業とさせていただきます。
早くみなさんに気軽にご来店いただけるようになることを祈っております。

おやすみをいただいている間も、オンラインでのイベントは、変わらず開催いたします!
ご興味のあるものがございましたら、お気軽にご参加いただけるとうれしいです。

 

 

    ■9/26(日)こがようこさん新刊記念イベント

オンラインはまだ経験したことがないので、ちょっと…という方も、
わからないことはフォローさせていただきますので、
お気軽にお問い合わせくださいね^^

オンラインでは、zoomというオンライン会議システムを使っています。
こちらの使い方についても、YouTubeで動画をアップしていますので、
ご心配のある方は、一度ご覧いただくといいかと思います。

▼▽▼▽初めてzoomに参加される方の事前準備

▼▽▼▽初心者さんのZOOMの始め方

第5回「#発達障害児ママパパオンライントーク」開催します。

竹山美奈子さんとえがしらみちこさんをお招きして
「#発達障害児ママパパオンライントーク」
を開催します。

5月からスタートしたこちらのイベントも
残すところあと2回となりました。

前回の様子は↓こちらからご覧いただけます!

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今回のテーマは「おすすめツール」

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今回のオンライントークでは、
おはなしを伺うだけでなく、
いろんなことを双方向で
おはなしできたらいいな
と思っていますので、
「こんなときどうしてましたか?」
などの質問

時間の許す限りお答えいただきます!
みんなでお茶を飲みながら
ざっくばらんに話す場にしたい
と思っていますので、
緊張せず、楽しむ気持ちでご参加くださいね。

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■開催日:2021年9月17日(金)
■時間:10:30〜11:30
■参加費:550円(お申込いただいた方全員に、後日アーカイブ動画をお送りいたします)
▼お申込みはこちらのネットショップからご決済ください

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zoomについてはこちらをご覧ください。
▼初心者さんのZOOMの始め方(YouTubeがひらきます)
https://youtu.be/fGd5JOzUctI
▼初めてzoomに参加される方の事前準備(YouTubeがひらきます)
https://youtu.be/URloGunk_N8

松田奈那子さんトークイベント【8月21日開催終了】

こんにちは。
えほんやさん スタッフ本田です。

松田奈那子さんの絵本『どたんばたんおるすばん』あかね書房
原画展 7月29日〜8月20日

    (緊急事態宣言にともなう臨時休業の為展示期間が変更になりました)

8月21日(土)オンライントークイベントを開催しました。
ご参加いただいた皆さま、松田奈那子さん、あかね書房さま
ありがとうございました。

原画展期間中「どたんばたんおるすばん」以外にも
いろいろな絵本のサイン本をご用意していただきまして、
入荷するたびに売場がとてもはなやかに。
それにしても…これほんとうに一人の作家さん?というぐらい
本によって、絵の描き方が違うし、ジャンルも違う。
作風の幅がある方だなと不思議に思っていました。

お話を聞いて納得。
学生の頃のことや、されてきたお仕事、海外での生活。
経験が多面的で、さらに在り方が柔軟な方だなという印象でした。

さて、まずは学生時代のこと。
高校生の時から美術科のある高校に入学。
大学、大学院では油絵を専攻。
さらにはアルバイトで絵画を教えたり、
子供向けの造形教室のスタッフをしたりと
どっぷりと美術の中にいたのですね。

そしていよいよ絵本デビュー。
『ちょうちょ』松田奈那子 絵 江國香織 文 白泉社
こちらの絵本は「第1回MOE絵本グランプリ」で
’ずば抜けた色彩センスが満場一致で評価された’と
白泉社のHPで紹介されています。

このデビュー作の話、ものすごく面白いので
ぜひ松田奈那子さんご本人による語りで聴いていただきたいです。
お話し聞いているこちらまでうれしくてニコニコしてしまいます。

そして絵本づくりの話へ。
絵本をつくるとき、文章(言葉)から考えるのか、それとも絵から…?
なにからインスピレーションを受ける?など
質問にひとつひとつお答えいただいているのを聞いていると
生まれ故郷の北海道での小さい頃の実体験や、
造形教室に通ってくる子どもたちの会話や
いつも一緒にいるネコのこと、そして2年間滞在したモロッコのことなど
いろいろな方向の話をしながらその全てが絵や絵本に影響しているのだとわかります。

そしてモロッコのはなし。
ご家族のお仕事でモロッコで暮らすことになった松田さん。
モロッコでの体験談もひとつひとつ小説にできそうなぐらいおもしろい!
松田さんが「絵を描く人」としてそこにいるからこその体験もあり
海外にいた。だけでは経験できない濃厚なものだったのですね。
ちなみにトークイベントでも話がでている
松田奈那子さんの「モロッコ滞在帖」
2015年から2年間滞在した記録を不定期で絵日記に描いたもの。
ぜひみてください。
絵も文も最高に良い。内容が濃すぎて何日もかかって楽しめます。

そしていよいよ『どたんばたんおるすばん』の話しへ。
絵本というものが、作家さんひとりではなく、編集者さんと
二人三脚なんだなとよくわかります。
松田さんの絵本で『どたんばたんおるすばん』と『みつけてくれる?』と
同じあかね書房からでていますが、そこでの制作の裏側についても
’兄妹・姉妹でおるすばんをする’というテーマがあったとか、
最初のアイデアから紆余曲折してあれがこうなったなど、レア話満載。
『どたんばたんおるすばん』の中にでてくる
犬のフクちゃんとネコのトラジにはモデルがいて‥と
写真付きで紹介があったり。(激カワ)
絵本になる前に描く、ラフもみせてくださるのですが、
こんなにきっちりしたものを描くの!?と驚き。(これ必見)
「けっこうな枚数描いた」そうです。
デジタルではなくて紙に!

ここでえがしらさんから「この絵本の言葉って(文章)て…」と
『どたんばたんおるすばん』について疑問というか確認が…。
ここは重大なネタバレになり、
核の部分なのでぜひトークイベントをみていただきたいのですが、
ここのくだりで松田奈那子さんが
「絵本の中に世界が広がっていて、その日その瞬間を切りとり、
そこを深めていく作業」と言葉にするのですが、
あ、絵本をつくることの根幹の話をしているんだなと
ビリっとしたところでもありました。

さて、このあと…

さらにいろいろな話がでてくるし、
絵を描いているところを動画で撮ってみせてくれて、
しかも出来上がったその絵をえほんやさんに送ってくださるし、
いたれりつくせりですごい事になっているイベントでした。

最後に参加者の方から直接質問する時間。

    「(作家になるために)小さい頃からしておいたほうがいいことは?」
    お父様からいわれた言葉で大切にしていること。として
    紹介してくださった一連にため息。
    そう。絵本に限らずすべてにおいて本来そうで、でもなかなか
    大人から子どもへ言葉にして伝えるの失念しがちだなと思うド真ん中。
    まさに小さい頃からしておいたほうがいいこと。だと思います。
    「(他のお仕事もある中で)絵本を作ろうとする一番の理由は?」
    この答えは本を売る自分たちにとってもすごく大事なことで、
    質問者の方もおっしゃってましたが、その想いを受けて、
    私達も子どもたちへ絵本を手渡していきたいと改めて気を引き締めました。

松田奈那子さんの物語絵本の軸にあるもの
ご自分の家族や姉妹や、もしかしたらご友人などの、
関係から成るところが大きいのかなと思います。
ほんのすこしの心の動きや変化を、ダイナミックな絵で表現したり、
色や線でとても繊細に表したり、心の機微と絵が繋がっていると
感じる場面が多々ありました。
美しさやかわいさはもちろん、
松田さんの絵本の一番軸にあるところのイメージは
「あたたかい」という印象でした。

    これは本田の個人的なことですが、
    2ヶ月近く一人の作家さんのことがずっと頭や心の片隅にあり、
    絵本をじっくり読み、どんな方か想像し、ご本人のお話しを聞いて
    また絵本をみて。しかも実物の絵もみせていただいて。
    絵本を掘り下げることが自分をみつめることにもなりました。
    今までに経験のない、なんて貴重な夏だったんだろうと改めて
    松田さんとえほんやさんに感謝します。

最後に。
松田さんが、4歳から中学生まで通った絵画教室がとても居心地がよくて、
自分でも「家でも学校でもない、同じものが好きな子が集まる場所」を作りたいと思った。というお話しが心に残っています。
今まさにそのような場所を必要としている子どもも大人も多いだろうな…
自分もそのうちの一人。
今から造形教室をつくるわけにもいきませんが、
自分の中に、誰かの拠り所になれるような部分を持っていたいな。
とお話しを聞きながら思っていました。

松田奈那子さんのお話しは、皆さんにとっても、
今、創作活動をしていらっしゃるすべての方にとっても
背中を押す言葉に溢れています。
ぜひ見て、聞いて、ご自身の糧にしていただきたいです。

えほんやさん
本田

松田奈那子さんのトークイベントはアーカイブの販売もしております。
松田奈那子さんオンライントークイベント(8月21日開催済み)

サイン本のお取り扱いもございますので、
オンラインショップをご覧くださいませ。
えほんやさんオンラインショップ

第4回「#発達障害児ママパパオンライントーク」の開催報告

こんにちは、えほんやさんのひろこ店長です。

月1回ペースで開催している「#発達障害児ママパパオンライントーク」。
『あいちゃんのひみつ』の作者であるお二人(竹山美奈子さん、えがしらみちこ)といっしょに、ざっくばらんにお話しましょうという趣旨で行っています。

前回の様子は↓こちらから、開催報告をご覧いただけます。

「家での支援・工夫は無理なく」

今回のテーマは、夏休みということもあり、
お子さんがずっと家にいるからこそ、
しっかりと支援しなくては!と思うママパパも多いのでは…?

そんなママパパに、
気負わず、無理せず、力を抜いてほしい!
という竹山さんからのメッセージも込めて、設定されました。

竹山さんのご自宅では、視覚支援をほとんど行っていないそうです!
やっているのは、やりたいことを表出することができるPECSと、
トイレの中に貼っている視覚支援のみ。
(実際に使っているものなどを、見せていただきました!
オンラインだからこそ、できることですね^^)

家であまり視覚支援をしない理由は、

    ・視覚支援が多いと、家の中でもダラーッとゆっくり過ごすことができない
    ・視覚優位だから、大体全部覚える

ということでした。
確かに私たちも、仕事が終わって家でゆっくりくつろぎたいのに、
ゆっくりと落ち着ける環境でないと、煩わしく感じてしまいますよね。

家ではゆっくり、親に甘えるのも「あり!」ですね。
その代わり、竹山さんは、「してはいけないこと」を気にかけているそうです。

「してはいけないこと」って…?

ずばりそれは「怒ること」。
ASDの方は視覚優位なので、怒っている姿を見せてしまうと、
それがずっと記憶として残ってしまうのだそう。
だから、できるだけ冷静に、ひと言二言だけつけて伝えることを徹底しているとのことでした。
夏休みで一緒にいる時間が長いからこそ、怒ってしまいそうな場面は多くありますよね。
竹山さんも、普段よりも気をつけて、落ち着いて対応するように心がけているそうです。
オンライントークの中では、どうしてもイライラしてしまうときの対処法も教えていただきました。

詳細はアーカイブでご覧いただけます。

PECSカードって、どんなもの?

文中でもご紹介しているPECSカード。
これは「絵カード交換式コミュニケーションシステム」の略称で、
自分のやりたいことの絵カードを相手に手渡して、
自分の意思を伝える方法だそうで、
今までは「●●したら、次は▲▲するよ。」と、こちらからの一方通行で伝えていたことが、
相手のやりたいことや希望を表出してもらうことができて、
双方向のコミュニケーションが学べるようになるツールだそうです。

支援される方は自分の希望が伝わるってうれしいし、
支援する側も、希望していることがわかるとできるだけ叶えてあげたいと思いますよね。
コミュニケーションがとれるというのは、
お互いにとって、ハッピーなことなのだなぁと、
お話を伺いながら、
自分の息子が小さくてまだ言葉が話せなかったときのことを思い出していました。

▼外出先でPECSを使った時の様子

これを使うことで、すずちゃんは、ラーメンの注文ができたそうです!

▼使い始めたきっかけ①

▼使い始めたきっかけ②

ぜひ気になる方は、竹山さんのAmebaオフィシャルブログ「すずがなる」をご覧ください。

次回開催のお知らせ

さて、次回の開催は9/17(金)10:00〜
テーマ「おすすめツール」です。
竹山さんがいろいろ試してみて、これはいい!と思ったツールをご紹介いただきます。
もし「これは便利だから伝えたい」というものがある方は、ぜひリアルでご参加ください。
いいもの、便利なものを参加者のみなさんとシェアできると嬉しいです。

次回参加のお申し込みは↓こちらからお願いします。

みなさんと、気軽に、ざっくばらんと
お話しできるとうれしいです^^

【9/5開催】第2回 吉田進み矢「絵本沼講座」

6月20日に第1回目を開催した「絵本沼講座」
とても大好評だった講座の第2回目を開催することが決まりました!

    (参加者のみなさんのご感想)
    ・印刷された絵本を見るだけでなく、その作者さんの生い立ちや暮らしまでさかのぼり、
     読み解いていく楽しさを知ってしまいました!
    ・これから、1冊の絵本を読むのに、かなりの時間をかけてしまいそうです。
    ・進み矢さんのお話や語り口が面白い!
    ・また他のテーマも聴いてみたいです。
    ・今まで絵本を読む上で、作者の人生を辿ったり背景をあまり気にしたことがなかったので、
    こういう見方もあるのだなぁと興味深かったです。

今回の絵本沼のテーマは
『あの兎の衝撃と凄み。』

あの兎って、まさか…!?
そう、世界的に有名で、みんなが大好きなうさこちゃん(ミッフィーちゃん)です。
今回は、うさこちゃんシリーズを深く読み解いていきたいと思います。

そして、お申し込みをいただくみなさんは、ぜひお手元に
『うさこちゃんときゃらめる』(福音館書店)をご準備ください。
講座内で、何度も見返すことがあると思いますので、
今回はこちらの絵本と講座のセットも、準備いたしました。

    【イベント詳細】
    ■日時:9月5日(日)
    10:00〜11:40(100分予定ですが最大120分まで延長する可能性がございます。)
    ■参加費:3,220円(課題絵本付き,送料・税込)
    ■形式:えほんやさんでのオンライン講座(ネット環境でのパソコン、タブレット、スマホなどでの参加)
    ■内容:PowerPointを使ったプレゼン形式の絵本評論です。
    ※課題絵本は『うさこちゃんときゃらめる』(福音館書店)です。
    ※講座参加のみの場合は2,200円(税込)となります。

▼お申し込みはこちらから
https://ehonyasan.shop-pro.jp/?pid=162469949

絵本沼をまだご存じない方は、ぜひこちらの動画をご覧になってみてください。
なんとなく、講座の雰囲気がつかめるかもしれません。

▼「「絵本沼」って、こんな感じ」動画(YouTube)


    【吉田進み矢(よしだすすみや)Profile】
    絵本評論、絵本史研究家。
    出版業界生活27年、その間会社は6つ、ずっと児童書・絵本担当。
    絵本を読んで考察する愉しさを、パワポを使ったプレゼン形式で伝える「絵本沼」講座を日本各地で開催。
    参加された方からは「絵本の見方が変わった」との感想多数。ブログは「絵本沼」で検索。
    https://ameblo.jp/yoshidasusumiya/

【臨時休業のお知らせ】

いつも、えほんやさんをお心にかけていただき、ありがとうございます。

突然のお知らせで、申し訳ございません。

今日からの緊急事態宣言に静岡県も含まれるため、
突然ではありますが、
8/21(土)〜9/12(日)まで臨時休業とさせていただきます。

ご連絡が遅くなってしまい、
すでにご来店予約をいただいていたみなさまには、
ご迷惑をおかけいたします。
(ご予約をいただいている方には個別に
ご連絡させていただいております。)

今までも、ご来店に予約をいただいてり、
みなさまにご不便をおかけしておりましたが、
三島市でも先週から感染者数が爆発的に増えており、
おやすみさせていただくことにいたしました。

期間は緊急事態宣言中の8/21(土)〜9/12(日)としておりますが、
状況によっては延長することもございます。
再開につきましては、
えほんやさんホームページ、各SNSでご案内させていただきます。

店舗はおやすみをさせていただきますが、
告知しているオンラインでのイベントは予定通り開催します。
オンラインショップも通常通り営業しておりますので、
オンラインショップでお買い物を楽しんでいただけると嬉しいです。
▼オンラインショップ
https://ehonyasan.shop-pro.jp/

また、23日(月)11:00〜はくるくるモビールをつくるインスタライブ
を開催しますので、画面越しではありますが、
みなさまにお会いできる機会を頻繁に設けていきたいとおもっておりますので、
お付き合いいただけますと幸いです。

えほんやさん
えがしらみちこ
店長 福江寛子

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